「市町村目線の滞納整理」講演録
...................office綺(さあや)代表 篠原正人
1 [序]
<法が持つ滞納整理のイメージ>
<市町村税の滞納整理の実態>
<市町村税の滞納整理の現状>
<市町村税徴収の力量>
<徴収率改善の可能性>
<人口と滞繰徴収率の関係>
<さらに60%のその先>
<法は押さえるか落とすか>
<市町村ならではの苦悩>
<がんばるにも限度がある>
<納められない理由に踏み込む>
<法がダメなら俗世で考えてみる>
2 [滞納整理の実態]
<合計徴収率の推移(全国)>
<現年・滞繰徴収率の推移(全国)>
<滞繰率と税収比>
<滞繰率と合計徴収率の関係>
<滞繰率と税収比の関係(10%台以下)>
<現状維持は衰退の始まり>
3 [滞納整理の誤解]
<徴税吏員は正義の味方ではない>
<滞納整理に例外を作らない>
<小さな滞納もはじかない>
<年度の途中でも差し押さえる>
<差押えは首長決定ではない>
<滞納を繰り返させない>
<滞納者に感謝される差押え>
4 [滞納の整理は催告で決まる]
<催告は時効を伸ばすためだけのものなのか>
<催告には鮮度が大事>
<今どき電話催告なんて>
<電話催告の実態と課題>
<電話催告は苦手な人も多い>
<電話催告の課題を回避する>
<機械なら苦情も避けられる>
<「電話催告はやめています」>
<訪問催告の相手は海千山千>
5 [納税相談では言い訳を聞く]
<どうしましたか、から始める>
<ヒントは自慢話に隠れている>
<話を急がない、腰を折らない>
<納税相談では言い訳を聞く>
<納税方法は本人に決めさせる>
<緩和措置は特例だから限定的>
<分納の継続が納税を意識づける>
<テキパキと対応しない>
<差押えに対する交渉>
<徴税吏員の役を演じる>
6 [家計に踏み込んでこそ実態がわかる]
<当たり前に滞納を整理する>
<払えない原因を探る>
<一生に絡むお金の収支表>
<現状のキャッシュフロー表>
<見直しの基本は固定費の節減>
<稼ぐ方法も考える>
<リバースモーゲージだってある>
<保険は総額ベースで見積もる>
<その保険でよいのか>
<90歳で大往生できるのか>
<改善のキャッシュフロー表>
7 [財産もないのか]
<調査は掛け算>
<効率的に調べるにはどうするか>
<できることとできないこと>
<質問・検査権はできる規定>
<質問・検査の拒否はできない>
<困ったときには都道府県を頼る>
8 [滞納整理を阻む借金も片づける]
<ない金を作るというと借金も>
<借金はなぜダメなのか>
<リボ払いは早く片付ける>
<多重債務者を救う>
<借金の取立てには筋道がある>
<過度な借金は法で片づける>
<破産は最後の手段>
9 [文句が言いたい滞納者たち]
<苦情の窓口にはならない>
<あえて苦情は避ける>
<苦情はその事実を確かめる>
<決まり文句には決まり文句>
<言った言わないは関係ない>
<延滞金で身を滅ぼさない>
<年末年始になぜ休むのか>
<要求には全体の奉仕者で対応>
<人権攻撃には警察を呼ぶ>
<苦情対応訓練を体験しておく>
<首長を絡めると面倒なことに>
<「上司を出せ!」にも応じない>
<ご指摘やご意見と苦情>
<「訴えてやる」は簡単ではない>
10 [そもそもに立ち返って不納欠損を考える]
<不納欠損を避ける背景>
<停止・欠損は皆で決めるもの?>
<時効欠損の責任>
<滞納繰越額の内訳を知る>
<理由のある執行停止への障壁>
<5年時効には不働きの評価>
<最強の公権力の封印を解く>
<管理職が時効を防ぐ>
<不納欠損は3パターン>
<時効を止めると滞納が嵩む>
<担税力のない住民は救う>
<判断は最善を尽くした結果>
<滞納者を納税者に変える>
<財産がないのをどう見極めるか>
<徴税吏員の調査の限界>
<調査範囲と可能性>
<欠損理由を放棄している>
<徴収だって2年が目安>
<徴税吏員の意欲を削がない>
<どうしても成績を上げたいならば>
<現年主義という策謀の果て>
<不納欠損理由の実績は均等>
11 [環境を変えて苦手を乗り越える]
<市町村の徴税吏員の仕事とは>
<新しい滞納整理に向かって>
<イメージと実態とのギャップ>
<時間と手間を省く体制に変える>
<足りない人手は3種類ある>
12 [マンパワーは人や機械に頼る]
<民活の活用は始まっている>
<優れた人手と知識もほしい>
<外注の反動に管理職はほくそ笑む>
13 [足りないお金の知識はプロに頼る]
<FPはときに錬金術師にもなる>
<不安な仕事も民間を活用>
<分納は適切な額と期間で>
<FPが実現する三方良し>
<FPが滞納整理の視野を広げる>
<納税相談ではアドバイザー>
<実行性優先の納税相談>
<対話力も高めれば強力な武器>
<FPの目線で財産を見つける>
<課題は飲み込む、乗り越える>
<FPはどこまで期待できるのか>
<FPの活用範囲>
14 [悪質滞納者は都道府県のOBを頼る]
<職員サイドの不安を取り除く>
<滞納整理は広範囲が効果的>
<民活で最強の布陣>
<人口規模の小さな組織だからこそ>
15 [徴税吏員である今をどう過ごすか]
<予算は管理職が用意する>
<動けば結果は付いてくる>
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