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| その10:新鈴春ビル西側デッキ側壁 |
| よ ろ こ び ・ か な し み |

S.Anzai |
新鈴春ビルの西側のペデストリアンデッキの側壁に、イスラエルのユダヤ人芸術家メナシェ・カディシュマンさんによる15メートルにわたる鉄製の壁画「自然は微笑まず、人は微笑む」があります。作品は、広々とした荒野に動物(羊)がいるという風景を半抽象風に描いたものです。鉄板を使ったレリーフ作品は、どこか切り絵を連想させます。夜になるとうしろに灯かりが点き、作品を浮かび上がらせるという仕掛けもあるそうです。作品の左の方には、「自然は微笑まず、人は微笑む」という言葉が日本語・ヘブライ語・英語で彫られています。
いまでもパレスチナ問題関連の深刻なニュースが連日絶えないイスラエルにあって、カディシュマンさんは民族紛争の悲しみをよりグローバルに捉えた作品を作り続けています。しかし、立川に作られた作品からは、そういった悲しみの中にあってなお「鉄のあたたかみ」のようなものが伝わってきます。
このペデストリアンデッキの橋がつなぐ先のビルがまだできていないため、デッキはこのカディシュマンさんの作品のところで終わりになっています。作品のまわりは建築資材の仮置き場のような場所になってしまっており、作品から流れ落ちたサビが床を汚して何ともいえない淋しい感じです。早く新しいビルができて、この作品がいろいろな人の目に触れるようになるといいですね。 |
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