|
その86:立川ビジネスセンタービル南側植栽内 |
ま ぼ ろ し の 世 界 |
S.Anzai |
立川ビジネスセンタービルの南側植栽内に機械搬入口があります。ちょっと見ると、そこにとてもカラフルな絵がかかれているように見えるのですが、実は絵と見えたものは植栽内に置かれている陶器の板で、搬入口に斜めに貼られたステンレスの鏡にそれが映ったために搬入口に絵がかかれたように見えたのだ、ということがわかります。
これは、ロシアのフランシスコ・インファンテさんの作品です。陶板はインファンテさんが有田焼で作ったものです。インファンテさんは、構成主義に始まって、芸術と自然との融合、相互作用に注目するようになった作家です。インファンテさんは、芸術が人間と自然との間の隙間を埋めてくれるのではないかという考えのもとに作家活動を続けています。ファーレ立川の作品にもそのような考え方の片鱗が見えているような気がします。 |
|