戻る
その80:立川ビジネスセンタービル西側
物 質 と 化 し た 光
Jose de Guimaraes
copyright:photo byS.Anzai
 立川ビジネスセンタービルの西側の北寄りに、一面にタイルの破片が貼り付けられたかたまりがあります。モザイク状の表面は、タイルの種類によって、白・赤・青・緑・黄色などの色面に大まかに分けられています。
これはポルトガルの芸術家、ジュゼ・ドゥ・ギマラインシュさんの「偶像」という作品です。作品は平面で構成されているので抽象的なものに見えますが、作者はこれを人の顔だと言っています。
これは派手で明るい作品です。この明るさは、ギマラインシュさんの出身地であるポルトガルの風土や、28歳頃から7年間アフリカの風土にふれてきたギマラインシュさんの個性によるものかも知れません。あまりにも色彩がはっきりしているために、一見すると日本の街にはちょっと場違いな感じがしますが、よく見ているとこの作品が灯台のように街を明るくしていることに気がつくはずです。


TOKYO TAMA CITY
(株)ワード・イン 〒190-0022 東京都立川市錦町5丁目15番地8号 PHONE.042(528)2835 FAX.042(528)1507