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その22:ファーレイーストビル西側機械搬入口 |
パ レ ー ド を 見 に 行 こ う |
S.Anzai |
ファーレイーストビルの西側の機械搬入口の上にナディム・カラムさんの作品があります。カラムさんは、セネガルで生まれ、レバノンで育ち、ベイルートで建築を学んだのち東京大学で日本建築の研究をしていたという経歴の持ち主です。日本の寺院などの儀式空間にふれてきたためか、カラムさんの活動は建築から美術の方へ移っていきました。それは自分の内にある古風なもの・神話的なものを発掘してみる試みです。
ファーレ立川の作品も古代の洞窟画のような原始的なものを思わせます。鉄を箱組みして作った形は動物や人間のシルエットになっています。それぞれのシルエットの説明がカラフルな文字(英語)で機械搬入口の壁に書かれています。「古代の行列」と題されたこの作品は、機械搬入口の壁の上で楽しげなパレードをしているように見えます。
この作品では、写真の左から、giraffe(キリン)、flying stage(空飛ぶ舞台)、dog(犬)、couple(カップル)、wild
cat(山猫)、そして写真ではよく見えませんが直角に曲がった後方にelephant(ゾウ)という順で人や動物が並んでいます。 |
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