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その43:北口第一駐車場西側歩道 |
そ の ま ま の 暮 ら し |
S.Anzai |
北口第一駐車場の西側の歩道に、車止めを兼ねた椅子が置いてあります。椅子の下には、ブロンズでできたスリッパがあり、人の影がそこからのびています。また、そばにある卵型の石の上にはブロンズでできた読めない本が置いてあります。
日常生活を歩道の上にそのまま持ってきた様なこの作品は、イラン生まれ・オーストラリア在住の芸術家、ホセイン・ヴァラマネシュさんによるものです。ホセインさんがここに置いたオブジェ群はすべて彼の個人的な記憶にまつわるものです。歩道に刻まれた影も、彼自身のものです。そして、彼の一部はこれらのオブジェとともにいつもここにいるのだ、と彼は言っているかのようです。
作品の題名は、「きみはただここにすわっていて。ぼくが見張っていてあげるから」となっています。 |
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