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その106:コアシティ立川南側(ギャラリーロード) |
プ ロ ポ ー シ ョ ン の 探 求 |
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コアシティ立川南側のギャラリーロードに、金沢健一さんの車止めとしての彫刻作品があります。研磨されたステンレススチールでできた直方体の箱が、微妙な角度で組み合わされています。
金沢さんは、鉄という素材そのものが持つ美しさ、プロポーションそのものが持つ美しさというものを探求している作家です。そのため、金沢さんの作品は非常に要素をきりつめたものになります。ファーレ立川において、車止めを作成する作家に指定された寸法は、縦横24センチ、高さ120センチという非常に限られたものでした。金沢さんは、この縦横24センチ・高さ120センチという直方体から出発し、それを分割・再構成するという考え方で作品を作りました。与えられた最小条件の中で作品を作ったことになります。 |
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