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その101:コアシティ立川南側(ギャラリーロード) |
記 憶 の 種 子 |
S.Anzai |
コアシティ立川南側のギャラリーロードに、木の実をモチーフにした彫刻があります。野球のバット状、もしくはカクテルグラス状の形の上に、木の実がちょっとかしいだ形で載っています。
これは松田重仁(まつだ・しげひと)さんによる「浮遊する水」という作品で、車止めを兼ねています。松田さんは本来は木彫の作家で、ここにおいてあるブロンズの作品ももとになる木彫作品から型をとり彩色などをほどこして作り上げたものです。彫刻刀による彫り跡がよく残っていて、木彫の味がでています。
松田さんは、木彫で植物をテーマにした作品を作っています。芽や種といった形を作るのは、植物の成長ということを時間の流れになぞらえ、未来への夢を表現しようとしているためでしょうか。 |
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