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その75:立川TMビル北側・ペデストリアンデッキ下
み な ぎ る 緊 張 感
Keiji Uematsu
copyright:photo byS.Anzai
 パレスホテル立川と立川TMビルをつなぐペデストリアンデッキの下に、彫刻家の植松奎二さんの作品があります。タイトルの「浮くかたち―赤/垂」そのままに、赤い円錐形が空中に浮いているかのように保持されています。
植松さんは、素材・色・形の対比による「緊張感」をテーマにして作家活動を続けています。ここに置かれている作品は、本来車止めに使われることを想定して作られました。しかし、作品のかもしだす緊張感が、かえってドライバーの視界に入ると危険なものと判断されて、道路管理者から車止めとしての設置を拒否されてしまいました。アーティストにとっては非常に名誉なことだと思いますが、この設置場所はちょっと中途半端なところで、気の毒です。


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