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その4:立川TMビル西側
植 栽 の 檻
Kenjiro Okazaki
copyright:photo byS.Anzai
 立川TMビルの西側に、色のついた金網で作られた、25メートルにわたる巨大な構造物があります。この構造物の下には換気口が6つあり、金網で作られた構造物はそれらのカバーの役割を持っています。
このカバーを設計したのは、岡崎乾二郎さんというアーティストです。幅広い制作スタイルを持つ作家は、ここではコンピュータを使いました。船のような複雑な形態は、直方体をねじって切断したものだそうです。
構造物の中には、作家自身の指定による植栽が植えられています。金網の中の植栽は、檻の中に閉じ込められていますが、花を咲かせ実をつけるパワーを持っています。思えば、この作品のダイナミックによじれた形も、そういう自然のパワーや都市のパワーを象徴しているようです。


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