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その66:安田火災ビル西側
街 を 守 る 「 人 影 」
Jonathan Borofsky
copyright:photo byS.Anzai
 安田火災ビルの西側に巨大な男の黒い立像があります。身長は8メートルを越えていますから、普通の人の4.5倍程のスケールがあります。
これはアメリカのジョナサン・ボロフスキーさんによる「ブリーフケースを持った男」という作品です。ボロフスキーさんは、個人が普遍的人間像になる、という考えで活動している作家で、作品はいつもボロフスキーさん自身の姿を使っており、この作品もブリーフケースを持ったボロフスキーさん自身のシルエット像がもとになっています。多摩都市モノレールが開通した暁には、この大きな作品はファーレ立川のいい目印となることでしょう。
また、この作品には、街を守る「毘沙門天」としての意味もあるのだそうです。仏教に言う四天王の中で、毘沙門天は北門の守り神です。なるほど、作品は西を向いて立っていますが、設置位置はファーレ立川のほぼ北限です。


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