君は、やこーざーの由来を知ってるか?
-- 
やこーざーにまつわる2つの話  --
ある春の雨が降る日・・・・・

「ねえ、もう探検のネタが無くなったんじゃない」とあくびをしながら、Kが言った。
「んなこたあ、ねえよ〜う」とT。

「じゃ何?」(中年に向かってなんたる言動)
「しょうがないなあ、じゃあ、あれ出しちゃうか。やこーざー。」

「『やこーざー』だってぃ〜?」思わずのけぞるK。

「ってこたあ、やっぱし日の出ですかい?」(むむっ?鋭い)
「行く?実はこんな雨の日待ってたのよ。」とT。
(「へべの」といい「やこーざー」といいやっぱり話題豊富な日の出..)

我々、のらぼうず探検隊は、さっそく謎の「やこーざー」へ向かったのであった。

なにはともあれ「やこーざー」の由来
そりゃ、そりゃ、すげー昔。(大体、えっと12世紀とか?いやいや、もっと前。)

突然ですけど西暦940年頃にしようっと!。

今の日の出町、勝峰山(かつぼうやま)というところに、蛇だったかしら? ムカデ????

ま、そいったのが住み着いて、困ってたそうです。(誰が困ってたのかは、わかりませんが...)

とにかく、困っていたのでした。

すると、そこへ「とう太くん」という武士がやって来て、困っているものを退治してくれることになりました。

後で聞いたのですが、本名を田原の籐太藤原の秀郷と言うそうです。お母さんなんか、呼ぶのに長くて困ったろうね。

「お〜い。本名を田原の籐太藤原の秀郷〜、ごはんだよ〜」なんてね。

スタスタと出かけていくと、強弓をギリギリと引き絞り..

「ひょう!」とばかりに放ちました。

するとどうでしょう!

どういうこと???

矢はピューっと飛んで、勝峰山を越し....

あの!沢を!

 越えたのです。

 それからというものあの沢を!

矢が越えた沢、矢越沢...「やこしざわ」..「やこーざわ」
「やこーざー」と.....ゴメン。

一方、T家に伝わる、伝説とは...
これは、T家の亡くなった祖母が、よく話した逸話である。彼女は、実際に、この話の主人公に会ったそうであるのであるからして、

んなバカな〜っ

とか言っちゃあ、いけないのである。

と、ある日、そんな「やこーざー」の道を、甲府から来た商人が歩いていました。

すると...

にわかに空が曇ったかと思うと、大粒の雨です。

時がときとて、傘もな〜んも持っていません。

困った商人は(この探検話はよく困るのだ..)

ふと、見つけた大木で雨宿りをすることにしました..。

なにはともあれ、とりあえずこんなときゃあ、一服です。

 でも、まわりには誰もいません。

 雨は木の上のもっと上の方から、ザンザカ降っています。

思わず ブルルッ

とした商人は「お〜、さみしい〜」

と言ってしまったそうです。

すると、木の上の方から天狗が

「そうかよ〜」

 と応えたそうです。

もう、その商人は一目散!

当時「やこーざー」の入口(出口?)にあった祖母の実家へ逃げて来たそうです。

だから、これはホントの話です。

つまり?

へっ?

小なりといえども「のらぼうず探検隊」。

あの沢を越えてった「矢」はどうした?

いまだに、雨の日に

「お〜、さみしい〜」と言ったら、
天狗が「そうかよー」と応えてくれるか?

という疑問を解明すべくでかけることにしたのだった。
我々が、雨をついて探検に行くと。

沢が「キラリ」と光って、天狗が出て来くるね。

何と、手には金の矢。
「この矢を落としたのはお前か?」って言うね。
言われるけど「いえいえ、めっそうもありません。私が落としたのは鉄の矢でございます」なんて言ってさ、結局、金、銀、鉄が全部、私のものになった日にゃあんた...
「こまる〜」


絶好の雨。フフフ。ぐみの木峠をとおって

探検隊は進む。

ぐみの木峠 雨に煙る勝峰山...
大変な苦労の末、現在の「やこーざー」を発見。

(まるで、前から知ってたみたいというのは気のせいだから..)

しかし、とう太君が弓を射ったとされる「籐太口」と、ここは車で7〜8分もかかるほど離れてるのだ。

こ、こんなに離れてる所まで矢が届くとは恐るべし「とう太」さま。
(これ以上祟られると困るので「さま」)

さっ、Kちゃん
「お〜さみしい〜」
って言ってみて

ねえったら..あらっ?

K:
「おや?こんなところに三つ葉が沢山、今夜のお汁の実にしようっと。」
仕方なく、ひとりで「お〜さみし〜」とくり返しながら、段々と奥へ入って行く。
Kちゃんが、三つ葉を摘み終えるころ、遠くで幽かに「お〜さみしい〜」という声がするものの、返事を返す天狗もなく、山は新緑に包まれただ静まり帰っているばかり..

K:

「探検隊に興奮してるのはTだけ。ほんとはそれが一番さみしいんだけどね。」

「さて、Kはかえろっと。」


帰り道でレトロな床屋さん発見。

えっ「籐太軒」

 ひゃ〜っ。

籐太軒のそばで、またまた「籐太橋」の由来発見。

なになに、天慶の乱?

あ、それでTは「940年ころ」と知ったかぶりしてたのね。

でも変ねえ、強弓が得意なのは菅口六郎左衛門って人だって書いてあるし...

ま、いっか、1000年以上前のことだもんね。

ここが現在の「籐太口」(籐太が陣を敷いたと言われるところ)

(それにしても、ちょっと出ただけで1000年も前の地名がそのまま残ってるなんて

あなどれないのねえ...)と思うKであった。


おーいKちゃんっ!

今回、オチないんだけど〜どうする?

オチはいいけど、勝峰山のヘビだかムカデだかはどうなったの?とおもいつつ戻る