V5.2改版の解説(2002/11/17)


遅まきながらゴルフコンペ幹事用組合せ/集計ツールのV5.2改版における「思い」を解説します。

今回の改版でもっとも大きなポイントは「全画面で再計算を可能にした」事です。元々再計算機能は重要視しており、例えば大会記録入力画面には「再集計」ボタン、成績入力/表示画面には「順付/順消」ボタンなどを用意していました。
一方、大会記録(長)の各賞設定の画面は賞の名前の設定程度の位置付けだったので再計算ではなく再印刷(以前に印刷したものを記憶しておいてそれを出す)しか用意していませんでした。
しかしこの方法では、集計中に途中経過を大会記録(長)画面で見て、その後集計入力を続けた時に、各賞の設定が残ったままという不備が指摘されました。特に途中経過でブービーやブービーメーカーだった人が集計終了時には上位に上がっていたとしてもブービーとして印刷されてしまうので、これはひどいことになります。
そこで今回の改版で、各賞も再計算されるデータ、すなわち記録されるデータとしてテーブル化しました。
なお、細かい工夫として、各賞は通常順位で設定するのですが、他の賞と重なった場合、名前欄のコンボから前後の人を選べるようにし、順位欄も伴って変更するようにしました。

ペリア/新ペリアの計算でダブルパーカットやトリプルパーカットも指定できるようにしました。これまでは1ホールの最高打数は「パー+αまで」と設定するようにしていましたが、今回から「パー×αまで」も指定できるようにしたわけです。

改版の中に「各画面および印刷物の名前欄の長さを可能な限り長くした」というのと「参加者の名前、コース名称などに「'」(アポストロフィー)があってもエラーにならないようにした」というのがありますが、これらはセットです。これは外人の名前および英字のコース名を登録できるようにしたものです。

この他に、出来ることが増えたのではないが便利になった機能として、「成績入力/表示画面および組合せ表入力画面の名前入力欄の候補者リストで、既に入力済みの名前は表示されないようにした」というのがあります。元々これらの候補者リストは最近よく参加する人の順で表示しているのですが、それでも何人か登録した後は毎回候補者リストのスクロールバーを操作しなければならないことになります。そこで、登録した人は候補者リストから除くようにしました。これにより、候補者リストの先頭は常に「未だ組合せ表には入れていない最近最もよく来る人」になりました。

今回の改版にあたり多くの方からご意見をいただき参考にさせていただきました。今後ともよろしくお願いします。