新ペリア方式の隠しホール(2003/12/23)


新ペリア方式を採用してハンディキャップを決めているコンペはいっぱいあると思います。ここで問題になるのは隠しホールの設定です。隠しホールの決め方は色々あります。コース側に決めてもらう(計算してもらう)、コンピュータで決める、クジで決めるなどです。
この中で、コース側に依頼するといくつかのパターンから選ばれる事になり良く通っている人には判ってしまうという事があります。私自身、コース側の人が隠しホール部分だけ切り抜いたスコアカードを持ってきて集めたスコアカードに重ねて電卓で集計していたのを見たことがあります。あの隠しホールパターンカードが何十枚もあるとはとても思えませんでした。

パソコンを持ち込んで自分で集計する人は、通常、全員上がった後に隠しホールの自動発生機能を使ってハンディおよびネットの計算を行います。これは、集計する人も参加者の一人だったりすると、前もって隠しホールがわかってしまうと有利になるため公平を期しての運用です。

しかし、幹事がプレイをしないとなると話は別です。
事前に隠しホールを用意しておいて、後半のハーフをあがってくる頃には入り口のところに隠しホールを提示しておいてあげます。プレーヤーはこれを見て自分のネットを計算することが出来ます。計算方法が判らなければ上級の人に訊いたりするでしょう。そうすれば早い組の人たちが一番困る宴会が始まるまでの長い待ち時間を楽しく過ごしてもらうことができます。

変わっているのはクジで決める方法です。

これは、上がって来る人の何人かにクジを引いてもらって隠しホールを選ぶという方法です。
「それはおかしいよ」と思われる方もいるでしょう。そうです、隠しホールはパー合計24になる6個所を選ぶ、というのが新ペリアのルールなのに適当にクジを引いてはこうはならない。
しかし、本来の「ホールをサンプリングしてそこでのスコアから全体を推し量りハンディを決める」という考え方を重視するなら別に固く考える必要はありません。クジで選んだホールを使って以下ように計算すれば良いだけです。

  仮Gross = 隠しホールのスコアの合計×(隠しホールのパー合計÷全ホールのパー合計)
  ハンディ = (仮Gross - パー合計)× [係数]

もちろんこうなっては「新ペリア」と呼ぶわけには行きませんが、これも意外性が出ておもしろいかもしれません。