ハンディの改正(2002/11/17)


コンペの運営においてハンディキャップの改正は非常に大きな問題になります。
固定ハンディは会員制のコンペ会でよく用いられ、新ペリアなどで毎回ハンディを計算するのに比べ、
  • 同じ人が何度も優勝することを防ぐ
  • 本人の励みになる
などの利点があります。
しかし、一方で、
  • 一度優勝してしまうと中々優勝のチャンスが回ってこない
  • 次第に実力と乖離したハンディになってしまう
という問題点もあります。そこで適正にハンディを再設定していくことが求められます。

まず、大会毎に変更する方法ですが、
  • 優勝者は30%、2位は20%、3位は10%カットする。なお、Netスコアがアンダーパーの場合はまずアンダーパー分をハンディから引いた後にこのカットを行う
  • 優勝者は-3、2位は-2、3位は-1する。また、ブービーは+1する。(ブービーメーカーは狙えるのでハンディ増の対象にしない)
  • ハンディキャップ別に優勝者、2位、3位の減分を設定した表を用意しておく。(ハンディ10までの人が優勝したら-1、20までの人なら-2、・・・)
などがあります。

上記のまま行くと「次第に実力と乖離したハンディ」ということになります。そこで
  • 年に1回、前年の平均グロスを計算し、それから72を引き、更に20%程度引いて新ハンディとする。
  • 5回程度の開催単位にJGAのハンディ計算式に則ってハンディを計算しこれに変更する。
というハンディ増のための策が講じられます。
なお、知らないうちにどこかで腕を上げてきて突然の復帰で優勝をさらって行ってしまう、ということを避けるために、過去3回以上続けて不参加だとハンディを1割増する、などというのもあります。

コンペ会の雰囲気にもよりますが、親分肌の人をハンディ検討委員長とし、コンペ終了後の宴会でビールを飲みながら「委員会」を開くというのもあります。勿論、委員長には過去の記録を印刷して渡しておくのですが、委員長の独断でプラスだマイナスだとやっていき、参加者も「えー」とか「勘弁」とか必死で反応するので非常に盛り上がります。