高橋一雄先生とのこと     伊藤寛
平成23年12月13日 高橋一雄様がご逝去されました。82歳でした。
 平成4年、高橋様は1区区長に就任され自治会本部役員となられた際、交通安全部長を担当されました。私は交通安全協会指導員でしたので、このころからのお付き合いということになります。その後すぐに交通安全協会支部長を兼任され平成15年まで勤められました。その後も体調をこわされるまでお祭りの巡行指導など自治会で活動されました
 また同じ頃、高橋先生はマーチングバンドの指導に加わられました。昭和62年に設立された拝島駅前マーチングバンドには私も多少関わりがありました。そして自治会役員有志5名による拝島駅前バンドの結成に至ります。高橋先生はキーボード私はギター。リコーダー合奏もやりました。5年に1回の当番自治会のときに運動会の標語に曲をつけたのですが(2回、違うメロディで)ピアノ伴奏をつけてくださいました。先生の所属するコーラスグループから歌い手まで見つけてくださいました。会場では控えめに流したのですが、気づいた人がいるかどうか。
 また「拝島駅前お祭り音頭」をつくろうという話が持ち上がり、先生が書かれた詞に私が曲を付けました。歌唱指導とアレンジやデジタル伴奏作成も先生が担当されたのですが、私の書いた楽譜がいいかげんなので随分とご教授いただいたのも懐かしい思い出です。


ご挨拶

平成14年5月、ひょんなことから盛り上がり「拝島駅前お祭り音頭」ができました。
高橋一雄さんによる駅前の祭礼の模様を的確に描写した詞に私が曲を付けさせていただきました。
高橋さんには細部に渡ってご教授いただきましたとともにおはやし風の編曲と伴奏も作成していただきました。
そして、自治会員有志の老若男女?のご協力により歌を発表いたしました
作成中から踊りをつけなくては、という話はあったのですがなにぶん素人には手がつけられないでいたところ
岩佐二郎さんに振り付けをしていただき平成16年7月発表いたしました。
岩佐さんには昨年の祭礼後、一般には難しいところを手直ししていただきました。
基本的な動きに変わりはありませんのですぐ覚えていただけると存じます。
岩佐さんにひとつひとつの動作の意味をご教授いただきましたのでお伝えします。
私なりの解釈で表現しておりますことをご了承ください。       伊藤寛
振り付けの意味
 1、   柏手を打って、これから踊りを始めることを知らせる
 2、3、 場内やご近所まわりにアピール
 4、5、 「天」に感謝いたします
 6、   「地」に感謝いたします
 7、   「人」・・皆様に感謝いたします。 
御輿巡行について
 この振り付けは御輿巡行に一般的に付属する4点セット(太鼓、幟提灯、釈杖、万灯)の役割と対応しているように思えます。
太鼓は先触れとしての意味を持ちこれから巡行一行が通ることを知らせます。、
先頭の幟(のぼり)提灯は巡行を「天」に対して「よろしく御願いいたします」と知らせる。
釈杖は地面を叩いて「地」に対してこれから通りますのでよろしくお願いいたしますといった意味合い。
万灯はくるくる回すことによって場を清める。
 御輿は御祓いをしていただいていますし、お札をおさめますので神社と密接な関係をもっていますが、
この一連の付属のアイテムをみると神道といっても祖霊信仰の要素は乏しく
古代からのアミニズム(自然崇拝)が根源にあるようです。
また仏教における仏性の遍在という概念とも習合しているのではないでしょうか。
 それでも宗教的で問題だといわれればそのとおりですが
どこやらの宗教戦争とまでいわれている事態とは隔絶していてまことに平和なものですね。
 踊りというのも元来は宗教的なものだったようです。
踊り続けているとトランス状態に入ることもあるようですから。
これがシャーマニズムの起源ということもできますね。
確かに、盆踊りに没頭していると気分が良くなってきませんか。