歴史ある拝島駅前マーチングバンドを通して感じた事

平成18年度世話人 吉野直美


  拝島駅前マーチングバンドが創立20周年という今年度、世話人をさせていただきましたことにとても恐縮するばかりです。20周年を迎えたマーチングバンドの事を自治会夏祭りやブロック運動会での紹介文の中でお話しをさせていただきました。それに対し、加藤会長が20年継続しているマーチングバンドを昭島市に推薦してくださり、2月24日に昭島市役所にて「昭島市青少年善行表彰」として「拝島駅前マーチングバンド」を団体表彰して頂くことが出来ました。この場をお借りして、自治会会員のみなさまにご報告させていただきます。また、自治会で新たにトランペット2台も購入していただくことが出来、マーチングバンド一同、心より感謝申し上げます。ありがとうございました。

マーチングバンドが今日まで継続できましたのも、創設者であります板橋登美子先生をはじめ、高橋一雄先生、和田勢津子先生、高橋寛子先生、岩上正彦先生、まだまだお世話になった先生方はたくさんいらっしゃることと思いますが、お名前を存じ上げなくて申し訳なく感じております。また自治会の方々、歴代のマーチング世話人の方々、保護者のみなさまのご理解とご支援、ご協力があったからこそ20年という長い年月を継続出来たのだと深く感謝しております。また主役である子どもたちも会員数は少なくなりつつありますが、毎年新しい子どもが数名参加して来ます。

先日、マーチング20周年を表彰していただくにあたり、創設時のマーチングバンドのお話しをお聞きする機会や当時の楽譜を目にする機会があり驚くことばかりでした。

楽譜を見ていると、自治会の方による作詞・作曲の楽譜があったり、創設当時の練習は現在の自治会館ではなくて小学校でしていたそうです。また、楽器の購入資金の調達も資源回収をしたりと、現在のマーチングだけしか見ていない私にとっては驚きばかりでした。と同時に現在のマーチングバンドは、いろいろな事で恵まれすぎていることを深く心に刻みました。

 現在のマーチングバンドは、拝島三小地区の子どもたちを中心に20名前後で活動しています。また小子化時代の現在、マーチングの中で子どもたちは、兄姉・弟妹のように関わりが持て、音楽だけの場でなく社会性も身に付く場となっています。それと同時に、お母さんたちも昔を思い出し、子どもと一緒の立場や目線でトランペットやトロンボーン練習に積極的に参加し楽しいひとときを過ごしています。

 今後も「拝島駅前マーチングバンド」は、音楽の場だけでなくたくさんの良い体験が出来る場として継続されていくことを願っています。
 今後とも「拝島駅前マーチングバンド」にご指導、ご協力をよろしくお願いいたします。