拝島駅前自治会なんでも掲示板2011

1、  手をとりあって               

2、  昭島市自治会連合会(通称自治連)  

3、  四国巡り一人旅 第7回(高知編U)    


平成22年に「社会を明るくする運動」昭島推進委員会が実施した「中学生作品コンテスト」に応募された148点の中から東京都の推進委員会に推薦された作品のうち、拝島中学校3年 野間美和奈さんの作品が「東京都中学校会会長賞」の最優秀賞に輝きました。また、拝島中学校3年の水越文春さんと野間美里奈さん、同校2年生の當山夢乃さんの作品が優秀賞に輝きました。4名は11ブロック内の生徒さんで、3名が駅前自治会の生徒さんです。地域の明るいニュースということで、代表して野間美和奈さんの作品『手を取り合って』を転載させていただきます。なお、受賞全作品については各中学で22年度の冊子をご覧ください。

 手をとりあって

拝島中学校三年  野間 美和奈

私は、以前生徒会活動の一環として、放課後、「社会を明るくする運動」駅頭啓発活動に参加し、ポケットティッシュや絆創膏を配布しました。また、登下校の際に、街の掲示板の「社会を明るくする運動」に関するポスターをよく目にします。学校でも、非行や犯罪について学ぶ機会がありました。身近なところに「社会を明るくする運動」という言葉や、非行・犯罪をなくしていこうという活動が大きく広まっているのを実感します。

しかし、私は、実際に「社会を明るくする運動」というものがどのような活動で、具体的にどんなことなのかよく分からなかったので、非行や犯罪の防止、これまでの社会を明るくする運動について調べ、考えてみました。

私は、その際に、「更生保護」や「BBS」という活動を知りました。犯してしまった罪を償い、社会の一員として立ち直ろうとするには、本人の強い意志や行政機関の働きかけのみならず、地域社会の理解と協力が不可欠です。安全で安心な社会を実現するため、犯罪や非行を予防し、過ちを犯した人の立ち直りを地域社会の中で支えていこうという活動を更生保護といいます。現在、日本には保護司、更生保護施設を始めとする更生保護ボランティアと呼ばれる人達が約二十六万人もいるそうです。立ち直ろうとする人の意志を私たち一人一人が受け入れ、過ちを繰り返すことの無いようサポートするこの運動は、全国に広まっているのです。

また、兄や姉のような身近な存在として少年たちと接し、相談に乗ったりしながら地域に根ざした非行防止活動を行っている青年ボランティア団体のことをBBS会といいます。さらに、保護観察の新しい活動に、保護観察を受けている人自身が社会的に必要とされる存在である事を再び感じることが出来るような、公園清掃、老人ホームでの介護活動、知的障害者施設での交流活動などの「社会参加活動」といわれるものがあります。パソコンで、実際に社会活動に参加した方の感想文を読んで、社会参加へのとても素直な感じ方や、社会参加に対する大きな喜びに、とても感動しました。

私は、更生保護について調べる中で、社会が行う、取り組みの大きさや大切さに気付くと共に、私達一人一人が、犯罪や非行について正しく理解すること、地域全体で温かく、優しい気持ちで、社会復帰した人を受け入れていくこと、見守っていくことが重要なのではないかなと感じました。

私の身近な地域では、地域の方々が、登下校の際に「防犯パトロール」をしてくださっています。地域のパトロールボランティアの方は、下校中の私達に、いつでも「おかえりなさい。」と笑顔で声をかけてくれます。初めは何だか気恥かしかったのですが、今は、その言葉の優しさや、防犯パトロールをして下さっている地域のボランテイアの方々の温かさをとても嬉しく感じます。また、地域が一丸となって街の安心・安全を見守ってくれていると思うと、とても心強く感じます。地域が一つになって街の安心や安全を考えていく事は、非行や犯罪防止の対策として大きな力となっているのではないでしょうか。

しかし、私たちに必要な事は、非行や犯罪の防止だけではありません。私達一人一人が「おかえりなさい」という温かい心をもつて、社会の一員として立ち直ろうとしている人々をむかえてあげること、きちんと受け入れ、皆が認めていくことが必要なのだと思います。強い意志をもって社会復帰した人々、そしてそれを支える地域や社会全体が手をとりあっていければ、それはすごく素敵なことだと思いませんか。温かい「おかえりなさい」の気持ちで手をさしのべることが出来る人間に、私はなりたいと思います。



         昭島市自治会連合会(通称自治連)

                    昭島市自治会連合会 副会長 加藤 久之

平成22年度第51回自治連定期総会で副会長に選出されたのを機会に自治連の運営体制について紹介させていただきます。

自治連は、現在99の単一自治会で構成されており、その活動と運用を円滑におこなう為、20ブロックに分けて組織し、各ブロックよりブロック長を選出し自治連常任委員として、毎月1回から2回定例常任委員会で行政からの連絡事項や協議事項について意見交換をしております。

自治連の体制は常任委員会を最高執行機関に位置づけ、その元に会長、副会長、会計の三役会、運営に携わる常設の4委員会、@総務委員会A事業委員会B研修委員会C広報委員会で構成されています。又、専門委員会として@役員選挙管理委員会A事業策定委員会(三役会)B規約・組織等審議委員会があります。

平成23年3月に開設した自治連ホームページに、加入自治会より日常の活動状況を投稿していただくことにより、お互い切磋琢磨し、魅力ある自治会になることを確信しております。現在昭島市の自治会加入率は全市51000世帯のうち約22000世帯  43%となっておりますが、これらの活動を通して更に自治会への加入促進を図っていきたいと考えております。

昭島市自治会連合会ホームページ http://www.akishima-jichiren.jp/




       四国巡り一人旅(高知編U) 連載第7回

3区 保科 紀一

11日目。今日は第二十七番札所神峯寺(こうのみねじ)をすませ、今夜の宿「野市」までの約35.4q 少々長旅です。それに今日はあいにくと1日雨模様です。

7時出発。雨具を着ると山登りがつらくなるが、この天気ではしかたがない。しばらく歩くと「ごめん・なはり線」のガードをくぐる、いよいよ山にさしかかります。車の通る道だが、けっこうきつい登り坂だ。40分ほど登ると左に入る遍路道がある、遍路道の方が近道と思い入って行ったらさらにきつい登りだ。何回か車道を横切りながらただひたすら登る、やっと展望の開けたところに到着、ここで一休み。

休憩後さらに登り続ける、『お一駐車場だ』。後一息だがここからがさらにきつい登りになっていた。8時 やっと到着、もうヘトヘト。取りあえず境内に入り一息入れます。

さてお参りと思ったら、本堂はさらに階段を登った上にあるとのこと、思わずため息。

まあしかたないか。本堂まで登りお参りをすませたら、急に寒くなった。雨具の中は汗でビショビショ、急いで太子堂に回りお参りをすませ退散する。納経をすませ、8時20分。駐車場のところにうどん屋があったのを思い出し、何か温かいものでもと急ぎ下山する。

店の中は温かくホットする。それに温かいコーヒー、命が延びたような気がする。休憩を終え下山、今朝登り始めたところまで下る。「ごめん・なはり線」の駅「唐浜」で休憩。ここからは平地を歩くので楽勝かナ。55号線に出てひたすら「野市」を目指し歩きます。左に土佐湾を見ながら歩いて行きます。まもなく安芸の町、ここからは自転車ロードを歩きます。松林を抜けると琴ヶ浜。目の前に広がる土佐湾、晴れていれば素敵な眺めだろうが残念、今日は雨天です。まもなく「夜須」(やす)ここで休憩。後2時間で野市に着く。今2時半、4時半には着けるだろう。ここからは旧道に入り、往宅街を過ぎると再び55号線に出る。もうすぐ宿だ、頑張ろう。やっと看板が見えてきて、今日は「黒潮ホテル」に泊めてもらいます。ここは温泉が出て、大きな湯船でゆっくりと浸かることができそうです。

12日目。大日寺・国分寺・善楽寺と約20kmを歩き、そこから宿を探します。

朝食は1階の食堂で食べます。今日もあまりよい天気ではないがしかたないですネ。

7時に宿を出る。旧道を歩いて行くと何か様子が変だ、案内のシールが見当たらない。道を間違えたようだ。確認しながら戻る。あった。左に曲がるのを直進してしまったようだ。少々時間をむだにしたが、無事二十八番大日寺に到着。8時25分お参りをすませ8時45分次の寺「国分寺」に向かう。物部川を渡りさらに国分川を渡ればもうすぐです。

こんもりと木々の繁ったところが二十九番札所国分寺です。11時20分到着。この寺は静かで落ち着いた感じがする。お参りをすませ、ここの庭で昼食をとる。天気がよくない、12時 足が痛いが次の寺へ向かう。寺を出てしばらくしたら雨が降り出してきた。急いで雨具を取り出す。「まいったなー」本降りになってきた。雨の中を歩く。

三十番善楽寺1時45分到着。お参りをすませ2時30分、いよいよ宿探しです。高知駅まで行けば何とかなるだろうと、駅に向かうが駅までが遠いこと。とにかく駅へ、歩くこと2時間近く、ホテルのネオンが瞬いている。手近な宿に飛び込み空き部屋を聞くと、空いているとのこと、助かったー。今夜はビジネスホテルにお世話になります。疲れたー、おやすみなさい。