船釣りを始めて       6区 吉留 智秀

釣りを始めたのは9年前。会社の友人からの誘いで、東京湾観音崎沖での10人仕立てアジ釣り。出船は朝の4時でした。眠い目をこすりながらの出船。釣り場は行程15分と近く、直ぐに釣り開始でした。初めに中アジ狙い。水深95メートル。初めから食いが良く、30センチ級が1時間で10匹を超えた。船長の指示で、大アジ狙いにポイントを変えて直ぐに当たりが。35センチ〜40センチの大アジが大漁!船長が最後に、特大アジを狙いにポイントへ。特大アジは難しく余り釣れないとの事。ところが50センチ級の特大アジが入れ食い。船釣り初心者の私がトップで9匹と、初船釣りで最高の釣果で、釣り人生の幕開けになった。

船釣り2回目の釣行は、東京湾のコマセ真鯛釣り。この釣りは奥が深く初心者にはかなり難しい釣り。会社の仲間や船長に教わりながら、1日コマセを振っても真鯛は釣れませんでした。何度か釣行を重ね5回目の釣行で初真鯛ゲット!小さめの500グラム、塩焼きサイズでした。この真鯛釣りは、5割以上が坊主の辛い釣りなのですが、真鯛の鋭いアタリ! 真鯛の3段引き!これが病みつきになる感動で、この釣りの魅力にはまってしまった。初めの目標はキロ超え真鯛、この目標は比較的早く1年目でクリアできました。次の目標は魚拓サイズの5キロ超えと決め、毎年真鯛釣りをがんばりましたが、3キロまでと記録に届かずじまい。昨年、93日に5.1キロの真鯛を釣り上げ、9年目にして初めての魚拓が取れました。

船釣りにも危険はあります。私の体験は、沖で釣りをしていてあと30分で納竿の時、帰る方向に積乱雲。海の上に風の壁が、だんだん迫って来るのが見えた。船長が、「あそこまで、風が吹いて来ている。早めに帰ろう」との指示で乗船者が釣り道具をしまい、キャビンへ避難し帰路へ。しばらくすると風の壁に当たり、海は大時化。並走している船が波の影で見えなくなるほど。港まで15分で着く所で、沖からの波と岸に当たって帰ってきた波が三角波になり、船がまったく進めなくなった。波の高さは、45メートル。キャビンの中は揺れが激しく座る事も出来ず、立っている事も出来ない状況でした。30分ほどそんな状況で、波の合間を見て船長が何とか切り抜け、穏やかな港近くまでたどり着きました。船長の最初の一言が「死ぬかと思った」と、乗船していた乗客も冷や汗ものでした。東京湾でもこんな事があるとは、海は甘く見てはいけないと思い知らされました。

 なんと言っても釣りの良いところは、釣った新鮮な魚を自分でさばいて食べることが出来ること。真鯛釣りでも外道は多彩で、ハナダイ・アジ・サバ・イナダ・イサキ・カワハギと様々。釣ってすぐに魚を血抜きしクーラーBOXへ。家に帰ってから、美味しく食べられる状態にします。魚によっては、1日〜3日ほど、冷蔵庫で寝かした方が身に脂が回り美味しくなる魚もいます。魚の美味しさは、魚の種類によって寝かせ方や調理方法でまったく違います。釣れた魚で、日々研究です。

 これからも船釣り年間50釣行を目指し、がんばっていこうと思います。やっと真鯛釣りでもベテランの仲間に入れてもらえるようになりました。今年は10年目、今年こそは船宿真鯛記録9,5キロを破り新記録をめざしてがんばっていきます。2008年初釣りも、真鯛2枚と幸先良くスタート出来ました。今年も好釣果の1年になる様、努力していきます。                おわり