園の横を流れる矢川は、全長1.5km程の小さな川ですが、立川市東部の湧水を源とし、ミクリなどの水草を豊富に産する、都会地にあっては貴重な清流です。
1996年5月、当時の年長組が200匹程のゲンジボタルの幼虫(著者の叔父が近隣の多産地のメスを飼育し沢山の卵を得、ある程度成長させたもの)を、この川に放流したところ、自然状態で世代を繰り返すようになりました。去年、今年あたりは、当園から下流の滝乃川学園にかけて、6月上旬の最盛期には50頭程の成虫が舞うようになりました。ゲンジボタルは川のきれいさを表すバロメーターともなっており、当園でもホタルも棲むことのできるいいの環境の中で、子ども達がいつまでも遊べるようにと願っております。
清流矢川。左の溝はえさのカワニナを増やしたり、
ホタルが上陸しやすくするスペース。
園庭から直接、川に降りることができます。
川遊びをする子ども達。
「ほらほら、カワニナ見つけたよ。」
矢川で発生したゲンジボタル。園の脇で保母が見つけました。
ホタル観察会の様子。
1998.5.23 毎日新聞