小さなビオト−プ

自然環境、環境破壊が叫ばれる昨今、野生生物による自然生態系の存在する場所を人工的に復元させるいわゆる「ビオト−プ」の概念が注目されるようになってきました。

(バタフライガーデン)

当園では1999年より、年長組と隣家の駐車場の間のちょっとしたスペースに、ミカン類やカシ類などの蝶の食草や、ブットレア、ランタナなどの吸蜜植物を植えて「バタフライガーデン」を作り、蝶や他の小昆虫を呼び寄せる試みをしています。2000年現在、訪れた蝶はクロアゲハ、カラスアゲハ、ダイミョウセセリなどわずか9種類ですが、今後花の種類を増やすなどして、もっといろいろな蝶を子ども達が観察できるようにしたいと考えています。

 

ウマノスズクサの大株に今年初めて
ジャコウアゲハが産卵し、しばらく
世代を繰り返しました。
   詳しくはこちらへ


ヒャクニチソウにきたヤマトシジミ。

ブットレアにきたナミアゲハ。

モンシロチョウの食草キャベツなども鉢植えになっています。

ミカン、コナラ、クロウメモドキなどアゲハ類やシジミ類の食樹もあります。

(カワセミ・水生昆虫池) 

当園では中古のプラスチックの池を使って二つの池を作りました。

手前がカワセミ池、奥が水生昆虫池です。 

 ↑魚を狙うカワセミ!

↑手前がカワセミ池、奥が水生昆虫池です。 

 一つには水草やクレソン、ジュズタマなどの植物を植え、水辺の環境を復元されるように努力しているところです。夏にどんなトンボが産卵してくれるか楽しみです。

一つにはえさ用の金魚や川魚を入れてカワセミの餌付けを行ったところ、2001.3.13にはじめてカワセミのオスが飛来し、池に飛び込んでえさを取るのがのぞき穴から確認されました!

 2008年12月、隣地との境に新たな池を設置したところ、またカワセミがやって来ており、年長児クラスから観察をすることが出来ます。

 

見事!魚を捕まえた!!

 

間違えて、枯れ葉をくわえた!

 

わぁ!良く見えるよ!!

 

のぞき穴からそっとのぞいてごらん。

昆虫館のトップへ