★こんな保育士さんがいます★

しのぶ先生編
頼りになる主任保育士

エピソード
  ベテランだけに、しのぶ先生には「信頼できる」「頼もしい」という印象があります。
もちろん、頼りがいのある先生には違いありませんが、話してみるとけっこうおちゃめだったり、ファンシー好きだったりして、ホッとさせてくれる一面を垣間見せてくれます。
そんな安らぎ感が、子供たちに慕われる秘けつなのかもしれません。そして、毎日子供たちと接することが、しのぶ先生の頭を柔軟に保つ秘けつなのでしょうね。

エピソード1:心の底から感謝!
母と言えども仕事は大事です。
お迎えの時間に間に合わないことが多い我が家では、週1回は母が迎えに行くのですが、それ以外はベビーシッターにお願いしています。
そしてなんと私はその週1回のお迎えをコロッと忘れてしまいました。
気が着くともう8時。あわてて保育園に電話を入れると、しのぶ先生が出て
「7時半までいましたが、ベビーシッターに連絡をとって迎えに来てもらいました」とのこと。
次の日に、しのぶ先生にお礼を言うと「大丈夫ですよ」と言ってくれました。
さぞや先生も困ったでしょうし、どんなに文句を言われても仕方のない状況なのに、この一言で救われた気がしました。

エピソード2:プロの保育士を実感
保育園に通う娘に弟が産まれました。
当然「送り迎えは赤ちゃん付き」ということが多くなります。
子供たちは赤ちゃんに興味しんしん。
「かわいい、かわいい」と言いながら周りにどんどん集まってきます。
そこにしのぶ先生がやって来て赤ちゃんを抱き上げ、子供たちに向かって「赤ちゃんのどこがかわいい?」と質問。
子供たちはそれぞれ
「おてて」
「ほっぺ」
「あんよ」etc. と答えます。
「そうだね。ほらおててこんなにちっちゃいもんね」としのぶ先生。
赤ちゃんと言えども教材の一つになってしまうなんてやっぱりプロだなと感心してしまいました。
日常の何気ないものでコミュニケーションをとる子供たちと先生の姿が目に浮かぶようです。

インタビュー
(I: インタビューアー、S: しのぶ先生)

I:主任保育士としてのしっかりした面はいつも見ているので、今日は先生のプライベートにも突っ込んで聞いちゃおうかと思います。
最近こってるものとか、とっておきのストレス解消法とかありますか?

S:プライベートですか?ドキッ! えーと、実は最近ポケボーを始めたんですよ。
ちょっとこだわってプーさんのポケボーを買っちゃったんです。普通のよりちょっと高いんですよ。
保育園にも何人かポケボー仲間がいるんですけどけっこう楽しいんですよ、これが。
それと、一番のストレス解消はやっぱりショッピングですね。後でカードの請求が来てショックを受けたりもしますが・・・(笑)
それから観劇も好きですね。ミュージカルが好きで、ブロードウエイに見に行ったりもしました。劇団四季も好きです。この趣味ってお金がかかるんですよね。
でも基本的に、どんなに落ち込んだり、嫌な気分になったときでも、人間相手の仕事というのは仕事をしながら気分転換できちゃうんですよ。ドンヨリした気分で教室に入っても、「せんせー!」と言う子供たちの笑顔を見た瞬間、気分がスッキリしちゃって。
机で書類に向かうのと人間と接するのとでは、ストレスの感じ方も違うんじゃないでしょうか。

I:先生はいつ頃から保育士になろうと思ったんですか?

S:子供の頃から、周りに小さい子がたくさんいて面倒を見ていたので、ずっと「保母さん」にあこがれていたような気がします。

I:小さい頃からの夢がかなったわけですね。

S:はい。でも、気が着いたらなってたって感じなんですよ。

I:保育士として、特に心掛けていることはありますか?

S:保育士は働くお母さんのサポート役だと思っています。お母さんが常に安心して働けるように、そしてお母さんと離れている時間を、子供たちが楽しく過ごせるように心掛けています。
あゆみ保育園は小規模の保育園ですから、家庭的雰囲気を大事にしたいと思います。保育士と親御さんの関係が対等で、お互い気軽に相談し合えることが大切だと思っています。

I:ほんとうにそうですね。子供についての相談やお願いにも気軽に応じてくれるのでとても助かります。
「おゆうぎ会」などのイベントの時も、衣装や小道具を全部先生たちが作ってくれるのには感激です。働いているとどうしても時間が足りないので、「○○を作って下さい」と言われるはすごく負担ですから。

S:ええ、ですから「働くお母さんのサポート役」ですよ。

I:おゆうぎ会では毎年いろいろな出し物で楽しませてもらってますが、どのように出し物を決めているんですか?

S:CDを聞いてイメージを膨らませたりしますね。新宿に、保育関係のCDが充実していて、視聴もできるレコード店があるので、そこで私自身も楽しみながら歌を選んだりします。
面白いもので、子供たちは流行りの歌やアニメの曲も大好きですが、昔ながらの童謡も大好きなんです。先入観がないんですね。ですからどちらも取り入れて、童謡も後世に残して行きたいなと思います。

I:出し物が重なったりしませんか?

S:重なることはあまりありませんね。
でも、重なると恐いので、決まった時点でできるだけ早く「うちはこれをやるからね」と公表するようにしています。
ギリギリで変更するのは大変ですから。

I:親たちは、小規模だからこそ臨機応変に対応してくれる、小回りのきくところがあゆみ保育園の魅力だと思っているのですが、先生はどう思いますか?

S:私もそう思いますし、そう心掛けています。
私はこの「子供全部に目が行き届く規模」が自分に合っていると思っていますから、「あゆみ保育園を辞める時は保母を辞める時」かな。職場としてはあゆみ以外考えられないですね。
ただ、私自身子供を産んで育てた経験がないので、経験に基づいて意見を言うことができないというのは弱点ですね。もっとも、まだ結婚もしていないんですが・・・

I:結婚はしたいですか?

S:やっぱり一度はしてみたいですよ。自分の子供を育ててみたいですね。ただいまボーイフレンド募集中です。年下もOKですよ。

I:じゃあ、ここにアクサスした方はいい人がいたら紹介してあげて下さい。
でも、結婚しても保母さんを続けて下さいね。父母からのお願いです。

インタビューアー後記:
しのぶ先生は本当に気さくな人で、プライベートな話もどんどんして下さいました。「こんな話ですんでよかった。保育観を聞かれたらどうしようってドキドキしてたんですよ」などと言いながらも、実はしっかりとした信念を持って、子供たちを指導しているのがよくわかります。保育士として重要な立場にいるだけに、気配り、目配りが行き届き、職場としての「保育士を中心とした保育園」、子供の成長する場としての「子供を中心とした保育園」をまとめあげるのは大変なことでしょう。でも先生ならサラッとやってのけそうな気がしました。

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