★こんな保育士さんがいます★



エピソード編
”おおらか”という言葉がぴったりの
ゆみこ先生。
ベテラン先生のひとりですが、
とても気さくな先生です。
子供たちは
『怒ると恐いけど,とってもオモシロイ、
だぁーい好きな先生!』 と口を揃えます。

エピソード1:不安が吹き飛びました

他園に通っていた子供が転居とともにあゆみ保育園に転園し、
はじめて受け持っていただいた先生です。
息子は、普段は元気いっぱいのひょうきん者なのに、内弁慶。
何となくいつも泣きべそ顔の、少し気の小さい甘えん坊でした。

入園前の説明会のあと、初めて保育室に案内された時のことです。
説明会中、別室で保育して頂いていた息子は当然大泣き、半狂乱状態。
新しい保育園になじめるか、母も不安を感じていました。大泣きの余韻を残しつつ、でも、保育室の備品が気になる我が子・・
ちょーっとだけイタズラして、母にだけニタッと笑いかけました。
と、すかさず、「あー、○○ちゃん、わかったぞ〜。本当はイタズラっ子だな〜っ!」と、 ゆみこ先生の元気な声。
ほんの一瞬の行動から、子供の普段の性格を見抜いてくれたんです。新しい保育園に、親子共々不安な気持ちだったので、
そのひとことに母はすっかり安心、一瞬のプロの技に感動!
そして何より”良い先生に担当していただけて良かった〜”と、 不安が吹き飛んだのを覚えています。ゆみこ先生にイタズラっ子の才能を見出して頂いたその後の我が子は、
いうまでもなく、ゆみこ先生のおおらかな性格と子供本来のイタズラ心の相乗効果で 日々、技を磨き上げています。

エピソード2:”保育士らしく”ない???
子供が悪さをしても「○○ちゃん、いけませんよ。あっぷ!」なんて
ゆみこ先生は決して言いません。
先生に対して失礼なことを言えば、
「あなたねー。この私にそんなこと言っていいと思ってんの?」
子供が家でTV番組のギャグの真似をした、と報告すると、
「やだーモー、○○ちゃんっ。それはおうちではやっちゃ駄目って 言ったじゃな〜い。」 (先生が教えたのネ・・ ^^;)
文字にすると”え〜保育士がこんなこと言うの?”なんて思う方もいるかもしれませんが それが子供たちにとっては親しみやすく、”とってもオモシロイ、だぁーい好きな先生!” の魅力のひとつなんだと思います。

保育士だからといって”保育士らしく”子供に接するのではなく、
子供とおなじ目線で遊び、楽しみ、真剣に怒り(ケンカもし・・?)
言葉が出はじめたくらいの小さな子に対してでも、
一人の人間として会話をしている姿に好感が持てました。
(そういえば、某副園長も冗談で「ふつうの保母の定義が当てはまらない人」な〜んて言ってましたっけ・・。)

もちろん、保育のプロとしての観点で、しっかりと子供たちを
見守ってくれていることはいうまでもありません。

インタビュー編


(I: インタビューアー、S: ゆみこ先生)

I :保育士になろうと思ったきっかけは何ですか?

Y:子供の頃から小さい子が好きだった。近所の子とか。

I :それで保育士に?

Y:実は、昔は保育園と幼稚園の違いも良くわかんなかったの(笑)。

I :保育園は幼稚園にはいない”赤ちゃん”がいますが・・。

Y:そうそう、特に、赤ちゃんを抱っこさせてもらうのが好きだった。

I :じゃ、結局赤ちゃんがいる保育士を選んだのは運命だった、と。(笑)
実際に赤ちゃんを保育したときはどんな感じでした?
Y:最初は先輩についてただただハイハイと・・私、素直だし。(笑)。

乳児期は、子供の成長のなかでも一番変化が著しい時だから面白いよね。

I :数年前と今とでは変ったなー思うこと、何かありますか?

Y:子供たちは大きく変わった所はなく、いつも元気で可愛いです!
自分自身としては、お母さん達の年齢に近づいたので、保護者の方と話しやすく、気持ちが理解しやすくなったってことはあるかな。

I :ズバリ『保育方針』は?

Y:それはもちろん”カ・ホ・ゴ”(過保護)よ〜!(笑)
泣いている子がいればギューと抱きしめてヨシヨシとなぐさめ、
一方でケンカしてる子がいれば・・・

I :「あーあ。また、やってるな〜」と、遠〜くの方から眺めて・・と。

Y:そうそう、その通り!(笑)
でも、”先生は過保護すぎる”って良く言われるモン。

I :(へぇ〜そうなんだ・・(失礼m(_ _)m))

I :先生たち、仲が良いですよね。

Y:皆年齢が近いからでしょうね(といったら、□先生や△先生に叱られるか なぁー)。ワイワイと楽しくやっています。
それに若い子(先生)達も慕ってくれているようなので、つい可愛がっちゃう。

I :私が感動したことの一つなんですが、ここの保育士さんは他のクラスの子でも、 本当によく名前を覚えていますよね。 それに覚えるのも早い!

Y:保母同士が、友達感覚で他のクラスへ行き来しているからかもしれない。 用事があったとき等、子供を連れて他のクラスに入って行くってことは良くあるし。

I:子供自身も他のクラスの先生や、異年齢のお友達のことよく知ってます。

Y:お互いに行き来しやすい雰囲気っていうのがあるから、自然と他クラスの子も覚えるし、子供たちも知ってるんじゃないかな。

インタビュアー後記:
保育士さん達の明るさと元気とチームワークの秘密はココにあり!!
そして、ゆみこ先生はみんなの頼もしいリーダー的存在なのでしょうね。
実はシャイなゆみこ先生。照れかくしか、なかなか真剣なインタビューに ならない時も・・。でも、それだけ気負いなく、自然体で仕事をしているということでしょう。 そして、ときおり垣間見る、後輩に指導をする姿や、子供はもちろん保護者や同僚に対する 心配りに、母は絶大なる信頼を置いてしまうのです。


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